【本気で痩せたい人へ】ダイエットにおすすめの冷凍弁当5選
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完全メシはダイエットにも効果的?元デブが本音レビューしてみた!

ダイエット

カップヌードルなどでお馴染みの日清食品より販売されている「栄養素とおいしさの完全なバランス」が売りのインスタント食品「完全メシ」シリーズ。

ジャンクフード感たっぷりなのに栄養バランスの良い食事が摂れるとして、ダイエット目的で利用されることも多く、SNS上では「完全メシを食べるようになってから痩せた」といった口コミが多数寄せられています。

2ヶ月ほど完全メシシリーズで生活してたら体重3kg減った

引用:X 明日もめいびー秋山@2PDAYO

昨日会った同期にめっちゃ痩せたなって言われたけど完全メシのおかげか?

引用:X よしまや(💩)@THE_GUN_OF_DIS_

しかし、その一方では「太った」「体に悪そう」など否定的な口コミもあり、そのダイエット効果については賛否両論となっています。

盆休みぐらいからコロナにビビってスーパーで買い物をやめ、通販で買った完全メシなるカップ麺ばかりを食べてたら太った。 明日は駅前まで散歩するか。

引用:X よっしぃっ@HACHIKOUreverse

cmで見た完全メシ?を食べてみたけど…なんというか本当にこんなんで栄養足りてんのかな…?なんか、体に悪い味がする……いや美味しいんだけど

引用:X みかん@mikan198456

そこで今回は、過去に−10kg以上のダイエットに成功し、現在もヘルシー食品を漁りまくっている私が、実際に完全メシを利用してみて感じたダイエット効果についてレビューしていきたいと思います!

ダイエットを始める前と成功した後の見た目の比較

個人的な結論から言ってしまうと、完全メシはたまに食べる太りにくいインスタント食品としてはアリだと感じましたが、ダイエットのために活用しようとは思えませんでした。

簡単にまとめると、完全メシでのダイエットは下記の条件に当てはまる人に向いているかと思います。

「完全メシ」はこんな人にオススメ!
  • インスタント食品の濃い味付けやジャンク感が好き
  • 添加物の有無は気にしない
  • 栄養バランスを考えたり自炊をするのが面倒
  • 色んなジャンルの料理を食べながらダイエットがしたい

ちなみに下記の記事では、完全メシよりもダイエットにおすすめなダイエット専門の冷凍弁当5選について紹介しているので、宜しければこちらもチェックしてみてください。

完全メシとは

完全メシとは、日清食品が2022年5月に販売を開始したシリーズ商品です。

完全メシは厚生労働省が定める「日本人の食事摂取基準」に基づいて栄養バランスが整えられており、インスタント食品でありながら豊富な栄養素が摂取できるとして、忙しい社会人やダイエット中の方などを中心に人気を博しています。

商品ラインナップとしては、同社のロングセラー商品である「日清焼きそばU.F.O」「カレーメシ」などが完全メシVer.として用意されている他、ポタージュスープ、スムージー、グラノーラなど、幅広いジャンルの食品が揃えられています。(公式のラインナップ一覧はコチラ

完全メシがダイエットに効果的な理由

完全メシがダイエットに効果的である主な理由は以下の通りです。

「完全メシ」のダイエット効果
  • 高たんぱく低脂質な栄養バランス
  • カロリー量が低過ぎないのでほどよく食事制限ができる
  • 味付けが濃いのでダイエット食品が苦手な人でも食べやすい

それぞれのポイントについて順番に解説していきます。

PFCバランスが優れている

完全メシは三大栄養素である「たんぱく質・脂質・炭水化物」のバランス、通称「PFCバランス」が優れており、一般的なインスタント食品と比較すると高たんぱく低脂質な栄養バランスに仕上がっています。

下記表は「通常のカレーメシ」と「完全メシVer.のカレーメシ」の成分内容を比較したものですが、これを見るとたんぱく質と脂質の比率がキレイに逆転していることがわかります。

カレーメシ
(通常)
カレーメシ
(完全メシ)
カロリー465kcal470kcal
たんぱく質7.2g20.9g
脂質15.5g12.4g
炭水化物74.1g74.4g

たんぱく質は筋肉を作る主な材料となる他、体内で消化・吸収する過程で多くのカロリーを消費する、食欲を抑えるホルモンを分泌するなど様々なメリットがあるため、ダイエット中には積極的に摂取したい栄養素となっています。

それに対し、脂質は重要な栄養素ではあるものの、たんぱく質や炭水化物と比べて同じ量でも倍以上のカロリーを含んでいるため、カロリー量を抑えるには脂質を減らすのが効率的とされています。

三大栄養素1gあたりのカロリー量
  • たんぱく質(Protein)…4kcal
  • 脂質(Fat)…9kcal
  • 炭水化物(Carbohydrates)…4kcal

ご飯やパンなどの炭水化物を減らす「糖質制限」や、揚げ物などの油っぽいものを控える「脂質制限」という言葉はよく耳にしますが、「たんぱく質制限ダイエット」というものを聞くことはまずないかと思います。

つまり、ダイエットにおいては脂質や炭水化物を適度に減らしながら高たんぱくな食事をすることが重要であり、完全メシはその栄養バランスを実現しているため、ダイエットに向いているということが言えます。

キツ過ぎずユル過ぎないカロリー量

完全メシは1食あたり500kcal前後の商品が多いので、1日3食を前提とする場合は自然と基礎代謝以上のカロリーを摂取しやすく、無茶なカロリー制限になりにくいです。

基礎代謝とは簡単に言ってしまうと横になってジッとしていても消費するカロリーのことで、これを下回るほどに摂取カロリーを制限してしまうと、筋肉量が減ったり飢餓状態に対する防衛本能が働き、結果的にダイエットに逆効果となる可能性が高いです。

成人の一般的な基礎代謝量
男性女性
1500kcal1150kcal
参考:厚生労働省 e-ヘルスネット 「ダイエット

適切な摂取カロリー量というのは個人の身体活動レベル(日常生活中の動作、仕事、運動習慣etc)によっても変わるので、基礎代謝量だけを目安にすれば良い訳ではありませんが、少なくとも基礎代謝を下回るカロリー制限だけは絶対NGです。

いわゆる置き換えダイエット系の食品にはただ単にカロリーが低いだけの不健康な商品も珍しくないので、程よくカロリーが摂取できるのは完全メシの大きなメリットの一つと言えるでしょう。

味の濃いメニューが豊富

完全メシの中でも「冷凍完全メシ」シリーズでは、和食・洋食・中華など様々なジャンルのメニューが用意されており、ダイエット食にありがちな味気なさを感じることがありません。

中には一般的に太りやすいイメージが強いカツ丼・カレー・パスタなども用意されており、ガッツリとした食べ応えが楽しめます。

ダイエット中の食事は何かと意識の高そうなメニューを強要されがちですが、普段と変わらない馴染みのメニューが食べられるのは、薄味が苦手な人でも続けやすいという点でダイエット効果が高いと言えると思います。

完全メシは不味い?実際に食べてみたレビュー

今回は完全メシシリーズの中でも特に人気の高い「カレーメシ 欧風カレー」「U.F.Oお好みソース焼きそば」に加え、より本格的な置き換えダイエットに向いている「冷凍完全メシ」シリーズから定番の5品をピックアップして実食レビューしていきます。

カップ系

カレーメシ 欧風カレー中辛

公式価格:税込429円

固形のルゥが使用されている通常のカレーメシとは異なり、別包装のパウダーが物凄い量なのが印象的でした。

通常のカレーメシ
「完全メシ」のカレーメシ

通常のカレーメシと比べて栄養バランスは大きく変わっているはずですが、具材の種類や量に関しては見た目からは全く違いがわかりませんでした。

通常のカレーメシ調理後
「完全メシ」のカレーメシ調理後
  • 通常のカレーメシより米の粒感が際立っていて食感が良かった
  • 通常のカレーメシと比べると謎の苦味があり、味は通常版の方が圧倒的に美味しかった
  • 味が濃いのと化学調味料?の風味がキツく感じた

U.F.Oお好みソース焼きそば

公式価格:税込429円

  • カレーメシと同様に若干の苦味を感じたものの、ちゃんとカップ焼きそばらしい濃い味だった
  • 一般的なカップ焼きそばより食感がしっかりしていて食べ応えがあった
  • 別包装の小袋が多過ぎてケミカルな感じがした

冷凍完全メシ

冷凍完全メシはコンビニやスーパーなどでの店舗販売を行なっていない、ネット通販限定の商品となっており、公式サイトの他にAmazon・楽天市場・Yahooショッピングなどから購入することができます。(※2023年10月時点)

カップ系と比べると値段が高めで単品購入もできないため気軽さは減ってしまいますが、レンチンだけでより満足度の高い食事が楽しめます。

今回は定番メニュー5品のお試しセットをYahooショッピングにて4,843円(送料、消費税込み。1食あたり約968円)で購入しました。

かつ丼、牛丼、カレーライス、担々麺、ボロネーゼ

公式サイトからの定期購入であれば初回割引等が適用されますが、その場合は3回目の商品が到着するまでは解約できないため注意が必要です。

上記画像のようなお試しセットの場合は、Amazon等の通販サイトに入っている日清公式ストアから購入する方が、サイト毎のポイント分だけ数百円程度は安く済ませられるかと思います。

かつ丼

  • 冷凍食品にしては肉の厚さや大きさがしっかりしていて満足感があった
  • 甘めの和風ダシがちょうど良い濃さで食べやすかった
  • 加熱ムラが生まれやすく、表記通りの時間でチンするだけでは肉が冷え冷えだった

汁なし担々麺

  • 甘めの味付けを付属の唐辛子で調節することが可能で、好みに合った味が楽しめた
  • 麺はモチモチかつ適度な弾力があり、無難に美味しい冷凍麺という印象
  • カシューナッツなどが良いアクセントになっていて全体のバランスが良かった

牛丼

  • 肉の量がしっかりしていて米が余ることなくバランスよく食べ進められた
  • 肉の脂身が少なめなのが個人的には好みだった
  • 肉が細かすぎて食感が安っぽく感じられた
  • 解凍調理なので勝手につゆだく状態なのが少し残念

ボロネーゼ

  • 酸味強めのソースが好みに合わなかった
  • ひき肉の量はそこそこなものの、粒が小さくて食べ応えがイマイチだった
  • ナスが良いアクセントになっていたが3枚しか入っておらずケチ臭かった

欧風カレーライス

  • いわゆるレトルトカレーといった感じで、可もなく不可もない味
  • 味だけなら普通のカレーメシの方が断然美味しかった
  • 印象に残らないのに一番高カロリーなのが残念に感じた

完全メシをダイエットに活用したいと思えない理由

記事冒頭でお話しした通り、結論として個人的には完全メシをダイエットに活用したいとは思えませんでした。

その主な理由は以下の通りです。

  • 価格が高め
  • たんぱく源が特殊
  • 食品添加物が多い

それぞれのポイントについて順番に解説していきます。

価格が高め

完全メシシリーズはシンプルに値段が高めです。

カップライス・カップ麺系の公式販売価格は税込429円となっており、コンビニやスーパーなどで周りのインスタント商品と比較するとその価格差は圧倒的です。

特に冷凍完全メシに関しては、今回の私のように最小単位かつ都度購入のお試しセットだと1食あたり968円(送料込み)という値段なので、冷凍食品としてはどう考えても高すぎます。

とはいえ口に合うかどうかも分からない冷凍食品をいきなり定期購入するのは勇気がいりますし、そもそもの値段設定が高いように感じました。

個人的には同じ値段を出すならもっと高品質なダイエット食品がたくさんあると感じたので、結果としては割高になってもお試しセットの出費だけで済ませられて良かったです。

ジャンクな味なのに栄養バランスが良いというオリジナリティはあるので、そこに価値を見出せるかどうかで値段に対する感想は個人差が出るかと思います。

たんぱく源が気になる

完全メシはどの商品もたんぱく質量が豊富ですが、パッと見ではそれらしい食材がたくさん入っているようには見えませんでした。

例えば、カレーメシの通常Ver・完全メシVerに至っては全く見た目の違いが分からなかったので、「どうやってたんぱく質を補っているんだろう?」と疑問に感じ原材料を確認したところ、「コラーゲンペプチド」が多めに加えられているようでした。

コラーゲンペプチドとは美肌効果でよく耳にする「コラーゲン」を加工し、体内で吸収しやすくしたたんぱく質の一種で、最近では健康サプリやプロテインドリンクの原材料に使われることが多いです。

コラーゲンペプチドはダイエットに重要な筋肉量の増加・維持に効果的であることを示す研究結果も多く報告されており、決して怪しい物質ではないのですが、個人的には「値段が高めなんだから、ちゃんとした肉とかでたんぱく質を摂らせてほしい」と感じてしまいました。

冷凍完全メシの一部にもコラーゲンペプチドが使用されており、汁なし坦々麺においては使用されている重量の割合が肉よりも高いようでした。

なお、コラーゲンペプチドは必須アミノ酸であるトリプトファンが全く含まれていないため、かつては栄養価が低いと言われていた過去があり、現在でもたんぱく源として有効活用するには他の食材との食べ合わせが重要になるのも事実です。

また、焼きそば・担々麺・ボロネーゼなどの完全メシは具材よりも「麺」がメインの商品になりますが、小麦の麺から摂取できるたんぱく質はアミノ酸スコアが低いため、表示通りのたんぱく質量が体内で有効活用できるとは限りません。

これらの点を踏まえると、個人的に一部の完全メシはダイエット中のたんぱく源として利用する気になれませんでした。

食品添加物が多い

完全メシはビタミン・ミネラルを始めとした33種類の栄養素が摂取できるとされていますが、同時にたくさんの食品添加物が使用されており、それらを習慣的に摂取することには少なからずデメリットが存在します。

「カレーメシ 欧風カレー中辛」
に使用されている食品添加物一覧
カラメル色素、調味料(アミノ酸等)、グルコン酸K、増粘剤(加工でん粉、増粘多糖類)、リン酸塩(Na)、トレハロース、塩化K、酸味料、乳化剤、香料、V.C、トリプトファン、酸化防止剤(V.E)、ナイアシン、ピロリン酸鉄、V.B6、甘味料(スクラロース、アセスルファムK)、V.E、パントテン酸Ca、V.B1、香辛料抽出物、V.A、V.B2、くん液、葉酸、V.D、V.B12、

例えば「リン酸塩」は食品の見た目や食感を整えたり保存性を高めるのに便利な添加物です。

しかし、その過剰摂取は「カルシウム」や「鉄分」などのミネラル類が体内で吸収されるのを妨げる可能性があり、パッケージ上では豊富な栄養素も実際に有効活用できる量には誤差が生まれやすいです。

また、調味料(アミノ酸等)や人工甘味料といった添加物は中毒性が強い上に食欲を増進させる効果があるため、食事制限をより辛いものにしてしまう可能性があります。

さらに、多くの食品添加物は体内で分解される過程で「肝臓」に大きな負担をかけてしまいやすいです。

肝臓に大きな負担がかかることは「肝臓の代謝機能が低下する=消費カロリーが減る」ことを意味しており、ダイエット面でも大きなデメリットとなります。

実は肝臓というのは人体のパーツの中でも消費するカロリーの割合が高いので、肝臓を労わることが痩せやすい体づくりに繋がるといっても過言ではありません。

下記の表は、人が椅子に座ってジッとしている時に体の各部位が消費するカロリーの比率を並べたものになります。

臓器・組織比率(%)
骨格筋22
脂肪組織4
肝臓21
20
心臓9
腎臓8
その他16
出典:厚生労働省 e-ヘルスネット 「加齢とエネルギー代謝」を基に当サイトが作成

上記のようなデメリットというのは、たまに加工食品を楽しむ程度であればさほど気にする必要はありませんが、ダイエットを目的とするのなら一定期間は継続して食べ続ける必要があるため、それを考えるとやはり、完全メシでのダイエットは個人的にはデメリットが多いように感じました。

まとめ

今回は完全メシのダイエット効果についてご紹介しましたが、結局この商品でダイエットを行う最大のメリットはインスタント食品の濃い味で食事管理ができるというただその一点に尽きると感じました。

とはいえ、ダイエットというのは継続できるかどうかが最も重要なので「とにかくインスタント食品のジャンキーな味が好き」という人であれば、1日の1、2食程度を完全メシに置き換えることで、無理なく確実なカロリー制限がしやすいかと思います。

とりあえず気になるという方はカップ系の完全メシから試すなどして、好みに合うと感じればより本格的な食事感の強い「冷凍完全メシ」シリーズの定期購入を検討されるのがオススメです。