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DHCのスープパスタは効果がない?実際に購入してみた結果

ダイエット

化粧品や健康食品の販売でおなじみのDHCが手がけるロングセラー商品「プロティンダイエット」シリーズ。

ダイエット食品の中では圧倒的な知名度を誇り、プロテインドリンクでの置き換えダイエットといえば恐らく日本で1番メジャーな商品でしょう。

しかし、個人的には「ブランドが有名なだけで売れ続けてるんじゃないの?」「飲み物を食事代わりにすればそりゃあ痩せるでしょ!」という思いが強く、実際の効果が気になりながらも利用する機会はありませんでした。

そこで今回は、同シリーズの中でもより普通の食事らしさが感じられそうな「スープパスタ」を購入し、実際の満足感やダイエット効果についてまとめてみました。

結論から先に行ってしまうと、DHCのスープパスタは以下の条件に当てはまる人にオススメの商品です。

「DHCのスープパスタ」はこんな人にオススメ!
  • ダイエット効果よりはコスパ重視
  • 有名企業のダイエット食品を選びたい
  • インスタント食品っぽい味が好き
  • ヘルシーな間食になる商品が欲しい

DHCスープパスタとは

DHCのスープパスタとは、DHCのロングセラー商品「プロティンダイエット」シリーズの一つです。

同シリーズではスープパスタ以外にも下記のような食品ジャンルでのラインナップが用意されており、スープパスタは「リゾット」と並んで普段の食事代わりにしやすい種類かと思います。(参考:DHC公式サイト

「プロティンダイエット」シリーズ一覧
  • ドリンク
  • スムージー
  • スープパスタ
  • リゾット
  • ポタージュ
  • フレーク
  • ケーキ
  • ムース

公式のオンラインショップから購入できる他、Amazon・楽天市場・Yahooショッピングといった通販サイトでも広く取り扱われており、また全国一部のスーパーやドラッグストア等でも販売されています。

健康食品コーナーを覗くと、プロテインドリンクなどと一緒に並べられていることが多い

なお、公式のオンラインショップでは15食分からしか購入できなかったので(※2023年10月時点)、今回は7食分のセットをAmazonにて購入しました。

DHCスープパスタのダイエット効果とは

DHCのスープパスタがダイエットに効果的である主な理由は以下の通りです。

「DHCのスープパスタ」のダイエット効果
  • 高たんぱくな栄養バランス
  • しっかりと制限できるカロリー量
  • ビタミン・ミネラル・食物繊維が豊富

それぞれのポイントについて順番に解説していきます。

たんぱく質が豊富

DHCのスープパスタは「プロティンダイエット」の名の通り、プロテイン=たんぱく質をたくさん摂取できるのが大きな特徴です。

例えば、下記画像のような一般的なスープパスタと比較すると、同じカロリー量でも倍以上のたんぱく質量が含まれいてることが分かります。

クノール
きのこのクリーム
DHC
カルボナーラ
DHC
野菜カレー
DHC
クラムチャウダー
カロリー170kcal168kcal178kcal170kcal
たんぱく質4.4g16.6g17.8g16.5g
脂質3.4g1.4g1.7g1.4g
炭水化物30g27.9g27.1g28.4g

たんぱく質には主に以下のような効果が期待できるため、ダイエット中には積極的に摂取したい栄養素となっています。

たんぱく質のダイエット効果
  • 筋肉を作る主な材料となり、痩せやすい体づくりをサポートする
  • 炭水化物や脂質と比べて体脂肪になりにくい性質がある
  • DIT(食事誘発性熱産生)が高く、体内での消化・吸収に多くのカロリーを消費する
  • 食欲を抑制するホルモンの分泌を促す効果がある

また、たんぱく質には「アミノ酸スコア」と呼ばれるたんぱく質の栄養価を表す数値がありますが、DHCスープパスタのアミノ酸スコアは最高値の100となっており、良質なたんぱく質を含んでいると言えます。

アミノ酸スコアが100の食品というのは決して珍しいものではなく、肉・魚・卵・乳製品・豆類(大豆等)など身近な自然食品にも当てはまる特徴ですが、このようなインスタント食品でアミノ酸スコアが整えられているのは珍しいです。

そもそも、インスタント食品は味・ボリューム・コスパなどを重視するために、たんぱく質が少ないのに対して脂質や炭水化物が多い安価で美味しいだけの栄養バランスになりがちです。

これらの点を踏まえると、DHCのスープパスタは良質なたんぱく質を手軽にたくさん摂取できるという点でダイエット向きな商品と言えます。

しっかりカロリーが抑えられる

DHCのスープパスタは1食あたり168~195kcalと、およそおにぎり1個分程度のカロリーしかないので、普段の食事と置き換えれば大幅に摂取カロリーを抑えることができます。

例えば、以下のようなコンビニ弁当などをDHCのスープパスタに置き換えたとすれば、およそ400~600kcal程度のカロリー制限となりますが、そのペースだと1ヶ月で約2kg前後の体脂肪を消費するのに必要なカロリー量に達します。(×30日で12,000~18,000kcal)

幕の内弁当 589kcal
カルビ弁当 790kcal

もちろん、実際にそれができるかどうかは別の話ですが、「1食をこれだけで済ませば面倒な計算をせずにしっかりとカロリー制限ができる」という分かりやすさは、人によっては大きなメリットと言えるでしょう。

ビタミン・ミネラル・食物繊維が豊富

DHCのスープパスタはビタミン・ミネラル・食物繊維といった栄養素がたくさん配合されているのもポイントです。

これらの栄養素は、たんぱく質・脂質・炭水化物(糖質)といった栄養素をエネルギーへと変換するサポートをしたり、血糖値の急上昇を抑え食欲の乱れを予防するなど、ダイエットを間接的にサポートする効果が期待できます。

DHCのスープパスタは厚生労働省の定める「日本人の食事摂取基準(2020年版)」に基づいてそのバランスを調整しているので、十数種類もの栄養素を満遍なく適度に摂取できるのは、大きなメリットの一つと言えるでしょう。

DHCのスープパスタはまずい?本音レビューしてみた

DHCのスープパスタには全5種類の味が用意されています。(※2023年10月時点)

DHCスープパスタの味一覧
クラムチャウダー
カルボナーラ
完熟トマト
野菜カレー
クリーミーコーン

ただし、7袋入りのセットでは「完熟トマト」「クリーミーコーン」を除いた3種類のみのラインナップとなっているので、今回は「クラムチャウダー」「カルボナーラ」「野菜カレー」についてレビューしていきます。

開封・調理

箱を開けると各味がそれぞれ「パスタ」と「粉末スープ」の2袋に分けられており、調理法はパスタをお湯でふやかしてから粉末スープを溶かすだけのシンプルなものになっています。

パスタと少しの具材が入った小袋を器に投入

沸騰したお湯250ml注ぎ、ラップをするかフタを乗せるなどして3分待つ

最後に粉末スープを入れ、よくかき混ぜて完成

クラムチャウダー

  • クリーミーなしょっぱさとパセリが無難に合っていて、中では1番食べやすい味だった
  • あさりが3粒しか入っておらず、イメージ写真との猛烈なギャップを感じた

カルボナーラ

  • カルボナーラの風味は薄いのに塩気だけが強く、スープは飲み切れなかった
  • ベーコン?のような具材が小さ過ぎる上に変な味がして、何を食べてるのか分からない気持ち悪さがあった

野菜カレー

  • 粉末スープの袋を開けた瞬間からシナモンのような香りが漂ってきてカレー感がなかった
  • 味は辛くないのに喉だけがピリつく嫌なスパイシーさだった
  • 野菜カレーという割に野菜の量はごくわずかだった

総評

実際に食べた感想を一言でまとめると「栄養バランスが良いと考えればギリギリ食べられる味」といった具合でした。

基本的には低カロリーで薄味になりがちなところを塩気の強さで誤魔化しているような印象があり、各味ごとに変わる具材もとにかく小さい上に量が少ないので、延々としょっぱいパスタをつまんでいるような感覚でした。

また、どの味に関しても常にスープの表面に溶け切らない粉?のようなものが浮いており、飲むと粉っぽい舌触りなのが気になりました。

私の場合は7食セットをAmazonにて2500円で購入したので、1食あたり約350円程度の値段ということになりますが、個人的には100円台で売っている市販のスープパスタの方が何倍も美味しいと感じました。

もちろん、味が独特になるのはカロリーを抑えつつ栄養バランスを整える上では仕方ない部分もありますが、それは大量の化学調味料や食品添加物による味付けが原因であるようにも感じました。

パスタの食感がしっかりとしており、食物繊維が多い温かいスープは腹持ちが良く感じられましたが「これで満足できる人はどんなダイエット食品を利用しても痩せられるんじゃないかな」というのが本音です。

DHCのスープパスタで痩せた人の共通点

DHCのスープパスタは知名度が高く利用者の多い商品なので、その効果については痩せた/痩せなかったと真逆の感想が数多く見受けられます。

そこで、ここからはネット上の口コミを調査して感じた、DHCのスープパスタで痩せた人の共通点について解説していきます。(参考サイト:ダイエットカフェX(旧ツイッター)

間食を増やさない

置き換えダイエットはあくまでも合計の摂取カロリーを減らすことが重要なので、夕食をヘルシーするからと他の時間帯で余計なオヤツなどを食べれば効果は半減します。

DHCのスープパスタにおいてもそれは同じことなので、痩せなかったという方の多くは満腹感の無さや口に合わないことが原因で間食をしてしまっているようでした。

逆に置き換えをきっちり守れた場合は、少なからずダイエット効果を実感している人が大半でした。

アレンジやかさ増しをしない

間食をしないのと同様に、独自のアレンジやかさ増しをしないこともダイエット効果に差を生んでいるようでした。

ダイエット食品はカロリー計算をしなくても低カロリーであることが大きなメリットの一つなので「これくらいなら大丈夫だろう」と、なんとなくでトッピングを追加したりかさ増しをすると、カロリーオーバーの原因なってしまいやすいです。

どうしても物足りなさを感じる場合には、しっかりと食材の持つカロリーや量を計算してから組み合わせることが重要です。

夕食と置き換える

痩せた人の中でも特に体重の減り幅が大きい人は、朝食や昼食よりも夕食として置き換えている人が多いようでした。

これは単純にカロリー量が多くなりがちな夕食がヘルシーになったことで、より大きなカロリー制限が出来たことが主な理由だと考えられます。

1ヶ月程度は継続する

DHCのプロティンダイエットシリーズでは「1週間チャレンジ」と称した7食分のセットが各商品ごとに販売されていますが、ダイエット効果を実感した人の多くは数週間〜1ヶ月程度は継続しているケースが目立ちました。

体重というものは体脂肪の増減以外にも様々な要因で変化するものなので、実際に効果が出ているかを確認するにはなるべく長いスパンで様子をみることが大切です。

そもそもダイエットで見た目に違いが分かり始めるのは約−5kg程度からと言われており、仮にそのレベルを目指すなら1週間ではほぼ不可能です。

好みに合うかどうかのお試し期間としてならば1週間もアリですが、それだけで十分な効果が得られるとは期待しない方が賢明です。

まとめ

今回はDHCのスープパスタのダイエット効果について解説しましたが、個人的にはとにかく味が悪く食べ応えも並程度だったので、普段の食事として置き換えるには苦痛すぎると感じました。

ダイエット食品としては比較的に安いのは大きなメリットですが、これも個人的には「まあこのクオリティならこれくらいの値段でしょう・・・」という感じです。

なので、個人的には数袋常備しておいて小腹が空いた時に間食代わりにすると、ちょうど良いカロリー制限になるかなと思いました。

とはいえ、DHCのスープパスタで痩せた人がいるのは事実であり、また味などについては結局個人の好みによるところが大きいので、気になる方はまず1週間分のお試しセットから始めてみるのがオススメです。