こちらの記事では
- ダイエットを始めたら一生続けないとダメなの?
- ダイエットをしてリバウンドしない人はずっと我慢し続けてるの?
- 一生何かを我慢する生活なんて絶対にムリ!
という疑問について解説しています。
私自身のダイエット歴は約2年ほどですが、目標体重を達成してからは無理のない食事制限や運動を行い、痩せたままの体型をキープ出来ています。
下記画像は2年前と現在の体型を比較したものになります。
私自身もダイエットを始める前は同じような疑問を抱えていましたが、その疑問や不安は実際にダイエットを行う中で自然と解消されていきました。
実際、私はアイスクリームや家系ラーメンが食べられない人生を送るくらいなら、ダイエットなんて100%やめていると思います。
「痩せたいけど一生ダイエットを意識する生活なんて考えられない…」と悩んでいる方に、本記事でご紹介する内容が少しでも役に立てれば幸いです。
ダイエットは一生続けないと意味がないのか
まずダイエットはずっと継続しないと意味がないのかという疑問ですが、これは痩せた体型を維持し続けるということを考えるならその通りだと思います。
しかし、それは決して常に辛い思いをしなければならないという意味ではなく、そもそもダイエットは一生続けられるレベル=生活習慣にするというのが大事だという意味です。
それは、ダイエットを一時的な修行のように捉えてしまうと、短い期間でキツいダイエットをやりがちになり、そうしたダイエットはリバウンドしやすいばかりか、ダイエットは辛いものという認識を自身に植え付け続けてしまうからです。
よくある失敗例を画像を使って解説していきます。
リバウンドしてしまうのは極端すぎるから
まず前提として、体重が減ったり増えたりする生活スタイルというのは3つに分けることができます。
それは太り続ける生活・痩せ続ける生活・太りも痩せもしない生活の3種類です。
その具体的な違いというのは、1日に摂取したカロリーと消費したカロリーの差です。
以下の画像だと、摂取カロリーから消費カロリーを引いた数値がプラスであれば「太」。マイナスであれば「痩」。同じくらいであれば「(変化が)無」ということになります。
リバウンドしてしまう人に多いのは「最近太ってきたからダイエットしよう!でも長く我慢するのは嫌だから短期間でハードに!」というケースです。
ダイエット期間を短く設定するのはモチベーションを保ちやすいですが、短期間で見た目が変わるほど痩せるダイエットというのは例外なくキツく、体に大きな負担をかけてしまいます。
このようなダイエットが厄介なのは、やり切ってしまいさえすればとりあえず体重は減るということです。
特に、栄養バランスは度外視でひたすら食べる量を減らすだけのダイエットなどは知識や準備が無くてもすぐに始められるので、とりあえずで始めてしまう人が少なくありません。
しかし、このような極端なダイエットをやり切れるのは、ダイエットが終わればまた元の食生活に戻れるという前提があってこそです。
キツい食事制限を終えた人の多くは、ダイエットを始める以前の食生活よりカロリーを控えるよう意識できるということは少ないでしょう。
ここで「やっと以前のように普通の食事ができる…」と元の生活に戻ってしまうと、体重はすぐに戻り始める可能性が高いです。
ダイエット後の体型を維持するには、可能な限り太りも痩せもしないラインに近い生活を送る必要がある訳ですが、極端なダイエットで痩せた人がそれを行うのは難しいです。
それは、そのような人はカロリー計算を行う習慣が身についていないだけでなく、そもそも自身が太りも痩せもしないラインというのを把握できていないからです。
つまり、本人はダイエットをやめただけのつもりでも、実際には逆ダイエット(増量)を始めているような物だったりする訳です。
更に注意しないといけないのが、上記のような極端なダイエットで痩せた人は、急激な減量が原因で基礎代謝が低下(普段の消費カロリーが低下)したことで、太るラインが低くなっている可能性が高いということです。
それはつまり、ダイエット以前と同じ生活をしたとしてもより太りやすくなっているということであり、いわゆる極端なダイエットによってリバウンドしてしまう理由の大半はコレです。
こうしたことを続けていけば、ダイエットは辛い・やめた瞬間に意味がなくなるという認識は強くなっていくばかりです。
では、ダイエットをより気軽に継続していくためにはどうすれば良いのかというと、それはシンプルに長期間でゆるやかに体重管理をしていくのが一番確実な方法だと思います。
ダイエットは一生続けられるレベルで行う
前項で説明したように、極端なダイエットではカロリー計算が身につかないため、体重が安定しないばかりか、太りやすい体になってしまうことがあります。
しかし、これらの問題を解決するのには何も難しく考える必要はありません。
やるべきことは、無理のないダイエットで少しづつ体重を落としつつ、自分が太りも痩せもしないカロリーバランス「メンテナンスカロリー」を知ることです。
なぜなら、自分のメンテナンスカロリーさえ把握することが出来れば、食事制限や運動を頑張りすぎる必要がなくなるため、健康的かつ安定した体重管理ができるようになるからです。
そうして必要最低限の努力で体重が管理できるようになれば、ダイエットに対する心のハードルはグッと下がり、いつしか自分がダイエットだと思っていた生活は当たり前の日常となり、生活習慣の一部となります。
つまり、ダイエットが成功した後にリバウンドしない人のほとんどは、何もしなくても太らない体質に生まれ変わったという訳でもなければ、常に気を張ってダイエットを頑張っている訳でもありません。
その多くは、ダイエットの基本を抑えたことで自分が一生続けられるダイエットのペースを見つけただけだということです。
ダイエットは一生我慢することではない
ここまでの内容を読んで「やっぱりダイエットはずっと続けなきゃいけないのか…」とガッカリされてしまった方もいるかもしれません。
そんな方に伝えたいのは、ダイエットに対する苦手意識というのは無理のないダイエットを継続していけば自然と解消されていくということです。
「継続できないから困ってるんだよ!」という意見はもっともだと思います。
しかし「継続できないから短期間で痩せてやる!」というのは、不健康な体重の増減を繰り返すばかりで、結果的に遠回りになるというのは前述した通りです。
正直なことを言うと、「ダイエットは一生続けなきゃいけないの?」という疑問を持って本記事に辿り着いている方は、すでにダイエットの本質を理解しているようなものだと思っています。
ダイエットで重要なのは、少なくとも目先の数字を追いかけて劇的に痩せる方法を探すことではありません。
大事なのは、ダイエットに対する基本的な知識を身につけた上で無理のないダイエットを実践し、その効果を実感としてとらえることで、ダイエットは生活の一部であるべきということを理解し、受け入れていくことだと思います。
我慢と食事制限は似ているようで違う
今日この記事を書いている私は、昼頃に大盛りの家系ラーメンを食べたので、それから間食は一切せずに夕飯も炭水化物をほとんど食べませんでした。
明日は筋トレの日なので特に栄養バランスに注意したいところですが、アイスクリーム一個くらいのご褒美は欠かさず食べると思います。
しかし、私は自分が何をどのくらい食べるとどのくらい太るのか・痩せるのかということがある程度感覚で分かるので、必要以上に不安になることもなければ、油断しすぎることもありません。
また、仮に体重に予想外の変化があったとしてもすぐに対応できる根拠のある自信を持っています。
このような感覚というのは、流行りのダイエットなどではない地味な食事制限を続けていけば必ず掴めるようになります。
ダイエットは一生モノだと薄々気づいている方なら、なおさらこの感覚を掴むことはそう難しいことではないと思います。
「ダイエットを始めたいけど一生続けられる覚悟なんてない」と重く考えすぎてしまっている方は、ぜひ軽めの食事制限などから始めてみるのがオススメです。