日本の発芽玄米市場で長年にわたって圧倒的なシェア率を獲得している「ファンケルの発芽米」。
その栄養価の高さや手軽さからダイエット目的で利用する方が少なくないですが、「お米の種類を変えるだけで痩せられるの？」と疑問に感じる方は多いかと思います。
そこで今回は、ダイエット目的で玄米食を始めてから10kg以上の減量に成功し、2年以上にわたって玄米や発芽玄米を食べ続けている私が、ファンケルの発芽米を実際に利用してみた感想やそのダイエット効果について紹介していきます！
結論から先に言ってしまうと、ファンケルの発芽米は下記の条件に当てはまる方にオススメの商品です。
- 玄米食を初めてみたいけど、手間がかかったり美味しくないのはイヤだ
- ついつい白米を食べ過ぎてしまう
- 定番ブランドの発芽玄米を安くお試ししてみたい
- ファンケルの通販を1度も利用したことがない
ファンケルの発芽米とは
「そもそも発芽米って何？発芽玄米とは別物？」という疑問について簡単に解説すると、これらは玄米を水に浸けてほんの少しだけ発芽させたお米のことで、「発芽米」と「発芽玄米」は呼び方が使い分けられることがありますが、基本的には同じ物のことを指しています。
発芽玄米は玄米の栄養価を残しつつも白米のように食べやすいのが主な特徴で、玄米と白米の良いとこどりをしたお米と言われることが多いです。
その中でもファンケルの発芽米は、日本の発芽玄米市場において21年連続で売上No.1を記録し続けており、一部の保育園では給食メニューに採用されていたりと、その安全性や親しみやすさが高く評価され続けています。
ファンケルの発芽米が痩せると言われる理由
ファンケルの発芽米で痩せたという話を聞くことがあるのは、ファンケルの商品に限らず発芽玄米という食材自体に以下のような特徴があるためです。
- 白米と比べて噛み応えがあり、少ない量でも満腹感を覚えやすい
- 食物繊維が豊富でGI値が低く、食事による血糖値の急上昇を予防しやすい
- ビタミンやミネラルなど体の代謝機能をサポートする栄養素が豊富
この中でも特に重要なのが噛み応えの強さです。
噛み応えがしっかりしていると、咀嚼回数が増えることが満腹中枢が刺激される・自然と早食いが抑えられるなどの効果が期待できるので、その結果、余計なおかわりをやめたり大盛りを控えるなど食べ過ぎを抑えやすくなります。
実際、ダイエット目的でファンケルの発芽米を利用している人の口コミには、その満腹感の強さに対しての感想が多く寄せられています。
（※個人の感想です。すべての方に同じような実感が得られるものではありません。）
ダイエットの為購入したのですが白米の半分の量で満腹感もあり食感もプチプチして美味しいです！
ファンケルオンラインのクチコミ 4779件中から一部抜粋 （2023年10月時点）
美味しいと家族に評判の「ファンケル発芽米」。白米だけより噛み心地が良く、深い味わいになります。そして、よく噛んで食べることによりダイエット効果も期待でき、私は間食がずいぶんと少なくなりました。
ファンケルオンラインのクチコミ 4779件中から一部抜粋 （2023年10月時点）
健康とダイエットの為に始めましたが、腹持ちも良く、甘さも感じられる為、今では白米のみでは物足りなくなりました。
ファンケルオンラインのクチコミ 4779件中から一部抜粋 （2023年10月時点）
つまり、ファンケルの発芽米は食べるだけで痩せるような商品ではなく、健康に良いからと食べ過ぎてしまえば逆に太ってしまう可能性もあるということです。
実際に利用してみて感じたメリット
白米好きでも馴染みやすい食感と風味
玄米や発芽玄米はその豊富な栄養と引き換えに食感がボソボソとしたり雑味があるのが一般的ですが、ファンケルの発芽米は独自の特許製法により、発芽中の米のひび割れや雑菌の繁殖を防ぐことで、ふっくらした食感やクセのない風味を実現させています。
普段の私は一般的な玄米と白米を1:1程度の比率で混ぜて食べていますが、それと比較するとファンケルの発芽米のみで食べる方が口当たりが良く、炊き上がり直後の独特な匂いなどもしないので、より白米に近い感覚で食べることができました。
公式では発芽米初心者の方に向けて「白米2：発芽米1」の比率で混ぜて炊くことを推奨していますが、個人的にはわざわざ白米を混ぜて調整する必要性は感じませんでした。
むしろ、発芽米のみで食べた時のプチプチとした食感には独特な心地よさがあり、白米を混ぜて食べるのは勿体無いくらいにも感じました。
普通の炊飯器で炊ける＆米研ぎ不要
ファンケルの発芽米は玄米機能などがない普通の炊飯器でも美味しく炊ける上に難しいコツなども不要です。
むしろ、ファンケルの発芽米は米研ぎをする必要がないので、白米を混ぜたりしない場合は普通にお米を炊くよりも手間がかかりません。
特別なことと言えば発芽米1合につき米カップの約1/4程度の水（45ml）を加えるくらいで、急ぎでなければ30分程度の吸水時間、15分程度の蒸らし時間を設けるとなお良しです。
また地味に嬉しかったのが、米袋にしっかりとしたチャックが付いていたことでした。
これなら保管場所や保存方法に気を使うこともなく、他のお米と混ぜながら少しづつ使用するのも苦にならないと感じました。
初回価格がかなりお得
ファンケルの発芽米は公式サイトから初めて購入する場合に限り、1.5kgで税込780円の特別価格が用意されています。
一般的な発芽玄米は安くても1kgあたりで800円前後はするので、ファンケルのような大手メーカーの発芽玄米がこの価格で試せるというのは大きなメリットかと思います。
もちろん、定期購入が必要などの前提条件もないため、初回で合わないと感じればスッパリとやめることができます。
それどころかファンケルの発芽米は商品の開封後でも無期限での返品・交換を保証している徹底ぶりで、大企業ならではの安心感があります。
ぶっちゃけると私自身は「微妙でも初回でやめれば普通に米を買うより節約じゃん！」くらいの気持ちで購入しましたが、発送も早くスムーズに届いた上ただただ美味しく頂けたので、少し申し訳ない気持ちになったくらいでした。
実際に利用して感じたデメリット
美味しすぎるので量を食べやすい
発芽玄米のダイエット効果というのは、食べにくさが食べ過ぎ防止に繋がっている点が大きいので、ファンケルの発芽米のような食べやす過ぎるお米ではダイエット効果は実感しにくい可能性が高いです。
特に、公式で初めての方に向けて推奨している「白米2：発芽米1」の比率で炊いたご飯はもはやただの白米に近い食べ応えなので、食べる量を抑える効果はほとんど期待できないように思えました。
普段から玄米を食べ続けている身としては、ダイエット効果だけなら普通の玄米の方が上だと感じており、仮にファンケルの発芽米にダイエット効果を求めるなら、最低でも発芽米のみで炊いた状態で食べるのがオススメです。
玄米らしさが控えめ
ファンケルの発芽米はとにかく食べやすいので、玄米らしさを求める人にとっては物足りなさを感じるかもしれません。
なので「玄米独特の食感と風味を一回体験してみたい」といった気持ちで試してみると、予想以上の違和感のなさに肩透かしを食らうかもしれません。
食感については加える水の量をあえて減らすなどして調節することも可能ですが、玄米特有の糠（ぬか）臭さに関しては、良くも悪くもほとんど感じられませんでした。
継続するには値段が少し高め
ファンケルの発芽米を継続して購入したいとなった場合、なるべくまとまった量の発芽米を定期便で購入するのがお得ですが、それでも1kgあたり約818円ほどかかる計算になります。
| 内容量 | 通常価格 | 定期便価格 | 定期便 1kgあたりの価格 （小数点以下切り捨て） |
| 1kg | 963円 | 866円 | 866円 |
| 4kg | 3,704円 | 3,333円 | 833円 |
| 8kg | 7,283円 | 6,548円 | 818円 |
発芽玄米としては決して高くない価格であり、また重たい米を定期的に送料無料で玄関まで届けてくれると考えればメリットも多いですが、普段は手頃な価格の白米を常食している場合、この価格は主食として切り替えるには少しハードルが高いと言えるかもしれません。
ファンケルの発芽米はダイエットに効果的？
個人的な結論を述べると、ファンケルの発芽米を食べるだけで大きなダイエット効果が得られるとは感じられませんでした。
結局ダイエットというのは摂取カロリーを管理することが重要なので、いくらファンケルの発芽米を食べたところで食事量自体に変化がなければ、体重への影響はごくわずかでしょう。
当然ですが、米そのもののカロリー量に関しても白米との違いはほぼありません。
| 一般的な白米(100g) | ファンケルの発芽米(100g) | |
| カロリー | 342kcal | 346kcal |
| たんぱく質 | 6.1g | 7g |
| 脂質 | 0.9g | 2.8g |
| 炭水化物 | 77.6g | 75g |
しかし、実際の利用者からは「白米との食べ応えの違いから食事量が減った」という声が挙がっているのも事実です。
なので、「白いご飯が好きでご飯ばかりを食べ過ぎている自覚がある」という場合には、自然と食事量を減らすきっかけになる可能性はあるかと思います。
そして、ファンケルの発芽米は簡単に生活に取り入れやすいので「食生活を変えようとしても面倒臭くて/辛くて続かない」という人でも無理なく継続しやすいでしょう。
何よりお米というのは一生食べ続けていく食材なので、日々のちょっとした違いが後々に大きな変化となって表れやすいです。
そう考えると、極端なダイエットで挫折するよりはローリスク・ローリターンでも確実に継続できる発芽米ダイエットは十分に魅力的な選択肢の一つだと思います。
ファンケルの発芽玄米はスーパーでも買える？
ファンケルの発芽米は、公式サイト・Amazon・楽天市場などのネット通販だけでなく、全国のスーパーやドラッグストア等でも販売されています。
値段はお店によって若干異なりますが、お米コーナーを探せば必ずと言っていいほど置いてあるので見つけるのは簡単かと思います。
私の住んでいる地域では、ダイエー、イオン、ロピアなどのスーパーで購入することができました。
というより上記の3店舗に関しては発芽玄米自体の取り扱いが少なく、ファンケルのもの以外には1種類程度しか商品がありませんでした。
なので恐らくは大体のスーパーで発芽玄米を買おうとすると、自然とファンケルの発芽米に辿り着くかと思います。
まとめ
ファンケルの発芽米は劇的なダイエット効果を得られるような商品ではないものの、軽めの玄米食を初めてみたい・ゆるめのダイエットがしたいという方にはうってつけの商品だと感じました。
少なくとも玄米のように「不味過ぎて食べれない」ということはないですし、また、公式サイトからの初回注文に関しては1.5kgで780円と普通のお米と変わらない値段なので、迷ったらとりあえず気軽に試してみるのがオススメです。